第二回目はネオジオを代表する作品の一つである餓狼伝説です。『餓狼伝説と言えばネオジオ、ネオジオと言えば餓狼伝説』と言っても過言ではない位、認知度は高いでしょう(尤も最近ではその座をKOFに奪われてしまった感がありますが)。
この餓狼伝説が世に登場する少し前に、後の対戦格闘ゲームの大ブームの火付け役となるカプコンのストリートファイターUが登場しています。真偽の程は確かではありませんが、そのストUの元製作者がSNKに入り餓狼伝説を作ったとの噂もあります。人事異動の激しい業界ですからソレも無くは無いかなと思います。
そういったメーカーサイドの裏話を頭に入れつつプレイすると違った楽しさも見えて来ますね(そうでも無い?)。当時、自分もストUに激ハマリの最中でした(ガイルは色んな意味で凄かった・・・)。そんな中での餓狼伝説との出会い・・・それは運命の邂逅・・・とまでは行かずファーストインプレッションは酷いモノでした(笑)。
初めて餓狼伝説を見た場所は宇都宮のゲーセンだったと記憶しています(ストUをプレイする為に遠征に来ていた←小学生の分際で遠征するな(笑)。当時の住まいはもっと南で埼玉寄り)。以下は当時の会話の抜粋です。
「ねーねー、こんなん出てるよー」「ナニコレ?ストUのパクリ?」「真ん中のハチマキ野郎誰だよ」「つまんなそー」大体こんな感じです。小学生という生き物は恐ろしいですね(笑)。
当時、自分の中では格ゲー=ストUという図式が出来上がっていて、それ以外の格ゲーはパクリであるという非常に排他的な思考をしていました。その後、見事にその単純思考が打ち崩されるワケですが(笑)。こんな感じだったので初見ではプレイせずに後に持ち越される事になります。
次に見かけた場所は地元のゲーセン(と呼ぶには烏滸がましい様な店でしたが)です。その時丁度ストUが空いていなかった(ここには対戦台がまだ無かったのです)ので、やってみようかな?と思い遂に初プレイ。
迷う事無くジョーを選択する小学生がここに居ました。だってジョーが主人公だって思ってたんだもん(笑)。その理由は初めて宇都宮でインスト表等を見た時にジョーが真ん中に居たからです(前述のハチマキ野郎の件の部分ね)。普通は主人公を真ん中に持ってくるだろ、SNK。
実はテリーが主人公だったという事実を知ったのは大分後になってからです。肝心のゲームの方はどうだったかと言うと・・・やっぱりバランスキツイっすよ!SNKさん!ライデン強過ぎ(笑)。でも空破弾一発で死に過ぎ(笑)。リチャードは登り過ぎだし、マイケルはトルネード撃ち過ぎだし、ダックは舌の色が血色悪過ぎだし、タンは胸叩き過ぎだし、
ホアは酔うの早過ぎだし、ビリーは棒投げて壊し過ぎだし、ギースは途中デモで焦り過ぎで落ち過ぎ。なんかゲーム本編と全然関係無いね(笑)。そんなワケ(どんなワケ?)で、ウチのジョーは親の仇でも討つかの如くスライディングし捲りでした(笑)。かなり必殺技の入力がシビアだったので専ら通常技メインだったのです(笑)。今となっちゃ簡単に出せますけどね。
ジョーでクリアした後にテリーとアンディも使いました。あの頃のパワーウェイブはホントに波みたいで凄かったですね。空中必殺技等のバグがありつつも非常に楽しめた一作です。BGMもグッドです。ビリーがとてつもなくカッコ悪いのはいただけませんが(苦笑)。
ボーナスステージがあるのもこの頃の格ゲーの特徴ですね。最近では台の回転率を考えての処置かどうかは判りませんが、ボーナスステージが入っていないのでちょっと寂しいですね。この餓狼伝説に限ってはゲームオーバー時にそれぞれのキャラが『早くコンティニューしてくれ』みたいな感じで台詞をしゃべるので面白いです。
これはKOF2000のゲームオーバー時にも採用されていますね。原点回帰?
そんなワケでゲーセンで見かけたら是非プレイしてみて下さい。非常に泥臭くて微妙ですから(笑)。
前回の戦国伝承と同様に理不尽な難易度は相変わらずなので、慣れていない初心者さんや最近のヌルイ格ゲーしかやっていない人は要注意です。瞬殺されますよ(笑)。
次回はワーヒーか龍虎について書きます。お楽しみに。ではまた次回でお会いしましょう。
Write Down at 2000.11.06 → 2000.11.07
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